お茶の種類と選び方

leaf.jpgお茶の種類 line.jpg お茶を大きく分けると緑茶と紅茶になります。緑茶は、製造の違いにより分類されています。

発酵茶・紅茶
 茶に熱を加えず酸化酸素の活躍を続けさせたもので、陰干しにしてしおらせてから揉み、形を整えて発酵させる。

半発酵茶・ウーロン茶
 釜で炒ってから揉んで乾かしたもの。

不発酵茶・緑茶
 葉を蒸して葉の中にある酸化酵素の活動を失わせてから揉み、やわらかにしてから乾燥させたもの。



leaf.jpg日本茶の種類 line.jpg gyokuro.jpg 玉露
茶摘の2週間位前から、木に日光があたらないように、よしずや藁などで覆いをして育てたお茶です。光を遮り新芽を育てることにより、アミノ酸(テアニン)からカテキンへの生成が抑えられ、渋みが少なく旨みが豊かになります。

・特徴と選び方:
濃い鮮やかな光沢があって水分が多く、まったりとした優雅な甘みを持っています。味だけでなく、「覆い香」といわれる香りも特徴です。針のように細くて撚りの強いものが良品で、色がくすんでいるものは味が落ちます。

line.jpg sencya.jpg煎茶
緑茶の中で、一般的にもっともよく飲まれている代表的なお茶です。
茶園で栽培した生葉を、蒸して熱を加えながら揉んで乾燥させて仕上げます。生葉は、摘採した時点から酸化酵素の働きによって発酵が始まりますが、緑茶は新鮮な状態で蒸すことで酸化酵素の働きを止めた「不発酵茶」です。

・特徴と選び方:
さわやかな味と香り、渋みの中にほんのり甘みが残る優しい味です。鮮やかな濃緑色で艶のあるものが良品です。

line.jpg 深蒸し煎茶

普通の煎茶は30秒~1分茶葉を蒸しますが、約2倍の2~3分蒸したものが深蒸し茶です。茶葉の中まで十分に蒸気熱が伝わるため、形は粉っぽくなりますが、味や水色(すいしょく)が濃くでます。また、長時間蒸すことで葉が細かくなり、抽出されたお茶に茶葉そのものが多く含まれ、水に溶けない有効成分も摂取できます。

・特徴と選び方:茶葉の形状は不揃いですが、コクがありまろやかな深みのある風味が特徴です。

line.jpg かぶせ茶

藁や寒冷紗などで1週間程度茶園を覆う被覆栽培と呼ばれる製法で、日光を遮って育てたお茶です。玉露と煎茶の中間の栽培方法により、玉露のような甘みや旨み成分をとりいれつつ、煎茶の風味も楽しめます。

・特徴と選び方:光を遮り新芽を育てるため、茶葉は濃緑色になり渋みが少なく旨みを多く含みます。

line.jpg 玉緑茶

製造工程の中で精柔(最後に形を細長くまっすぐに整える)工程がなく茶葉を乾燥させるため、撚れておらず、丸い形状に仕上がったお茶です。

・特徴と選び方:渋みが少なく、まろやかな味わいが特徴です。

line.jpg 釜炒り茶

生葉を蒸さずに高温の釜で炒り、玉緑茶と同様に精柔工程がなく、茶葉を乾燥させ丸い形状に仕上がったお茶です。

特徴と選び方:
香りが高く、渋みや苦みが出にくく、のど越しのいい、さっぱりとした爽やかな味わいが特徴です。

line.jpg 芽茶

玉露や煎茶の仕上げ加工工程で、芽の先の細い部分を選別したお茶です。お茶の旨みを多く含み、見た目はコロコロとしています。

特徴と選び方:
水色は濃い緑色で、味が濃いのが特徴です。まるく大きなもので弾力がある感じのものが良品です。

line.jpg 茎茶

玉露や煎茶の仕上げ加工工程で、茎の部分を選別したお茶です。特に珍重されるのは玉露の茎茶で「かりがね」や「白折」と呼ばれています。

特徴と選び方:
薄く、透明感のある水色で、独特のさわやかな香りと甘みが特徴です。艶のある鮮やかな緑のものほど、甘みがあり、良品です。

line.jpg 粉茶

玉露や煎茶の仕上げ加工工程で、ふるいによって選別された粉の部分のお茶です。抽出されたお茶に茶葉そのものが多く含まれ、水に溶けない有効成分も摂取できます。

特徴と選び方:
水色は濃い緑で、さっぱりとした味わいです。お寿司屋さんなどで用いられ、経済的で業務用に適しています。

line.jpg genmai_ha.jpg 玄米茶

炒った玄米を、番茶や煎茶などに混ぜたものです。玄米と混ぜていることで、煎茶や番茶の使用量が少なくなり、カフェインが少なく、お子さまやお年寄りの方にもおすすめです。

特徴と選び方:
炒り玄米の香ばしさと、番茶や煎茶のさっぱりとした味わいが楽しめ、食後などに適しています。

line.jpg houji.jpgほうじ茶

煎茶、番茶、茎茶などをキツネ色になるまで強火で炒って、香ばしさを引き出したお茶です。200℃近い高温で加熱し、すぐに冷却することでカフェインの成分が壊されると同時に、苦みが消えます。タンニンやカフェインが少なく刺激が少ないので、胃腸の調子が悪い時や、お年寄りや赤ちゃんも飲みやすくなっています。

特徴と選び方:
香ばしさと、すっきりとした軽い味わいが特徴で、食事中や就寝前のお茶に適しています。炭火で炒ったほうじ茶は甘みもあり、おすすめです。

line.jpg 番茶

煎茶の製造工程で除去される大きな葉、茎、粉、芽や、二番茶以降の遅く摘みとった晩摘みの葉などが使われます。

特徴と選び方:
低価格で葉の大きさもばらつきのある番茶は、食事中など、普段のみに向いています。水色は薄い黄色で、さっぱりとした味と香りが特徴です。

line.jpg macha.jpg抹茶

玉露のように茶園をよしずや藁で覆い、日光を遮って育てた葉を原料としています。蒸した後、揉まずにそのまま乾燥させ、茎や葉脈を取り除き、石臼で挽いて細かい粉末にしたものです。茶の湯に使います。茶葉をまるごと飲むため、水に溶けない有効成分を摂取できます。

特徴と選び方:
コクのあるまろやかな甘みと香りが特徴です。茶筅で点て、ご家庭でも気軽にお楽しみいただけます。鮮やかなうぐいす色のものが上質です。



leaf.jpgお茶の保管 line.jpg ・高温・多湿は大敵です。気密性の高い容器に入れ保管しましょう。
・量が多い場合は茶缶に小分けして、臭いが移らないようビニール袋に茶缶を入れ密封し冷蔵庫に入れます。使用時は常温にしてから順々に使います。